2025年エピソードより

ALSの利用者さんで、呼吸器をつけているため、口文字で会話しています。
初めの頃は読み取る事で精一杯でしたが日常会話がわかるようになった頃、雑談で私のプライベートの失敗談やライトな不幸話をしたところ笑ってくれたり、慰めてもくれました。支援を与えるばかりではなく、私もこの方から与えられているものがあると感じました。
自分の話をしようと思った理由は、利用者さんが生きることに積極的ではないと聞いていたので、その方の立場になって思いを馳せた時、普段家の中にいて体も動かなく、テレビを見ている生活の中で五体満足のスタッフから励まされたり、ポジティブな言葉ばかり言われても嬉しくないと思ったからです。そこで私からの「ちょっと聞いてくださいよ〜!」が始まると呆れて笑ったり、真剣に「それは傷ついたね」と言葉をくれました。
こんな方法での信頼関係の積み重ねや私のことを知ってもらって、安心してケアを任せてもらえるきっかけになることもあるのかなと感じています。