GREETING|代表挨拶

ユースタイルラボラトリーは2012年2月に東京都中野区で創業し、5月に、とある産婦人科をリフォームし、小規模型通所介護をスタートしました。土屋産婦人科。地域に根差し、地域に寄り添い、数多くの命の誕生を見守り続けた医院に因んで、私たちは出発点となる通所介護事業所を、デイサービス土屋、と名づけました。

認知症の方々を主な対象者として、人生のラストステージをその人らしく、を、モットーに、日中活動の場を提供する日々を送るなかで、何名かのご家族がこうおっしゃいました。「私、実はここで生まれたんです」と。
回帰する時の流れのなかで、産声に耳を傾けるその場所は、認知症の方々の来し方を物語る声に耳を澄ます場所になりました。

2025という数字がシンボリックに示すように、未曾有の超高齢化が進行し、社会保障費は激増の一途を辿ります。介護労働人口は伸び悩み、介護難民問題や介護離職問題の温床となり、解決の糸口さえ見えずにいます。
介護事業者の倒産数も毎年のように過去最多を更新し続け、ニーズと供給のバランスはますます失われ、コミュニティの分断は深まり社会的孤立の果てに数々の悲劇を目撃します。
医療的ケアを必要とする最重度の障害者のニーズは見捨てられ、かねてより国際社会からも批判され続けた社会的入院の問題は地域ケアの未成熟により放置され、介護労働者の賃金ならびに社会的地位の向上も不十分です。

そんな諸問題を、私たちは、ソーシャルビジネスを通じて解決し続けることを決意しました。

ビジネスの持つ力と速度、スケールメリットとスマートかつシンプルな手法を通じて、社会の片隅、岩盤の裂け目から聞こえてくる、ニーズを求める声に応答し続けたい。

やむことなき展開への意思を手放すことなく、いまだ出逢わぬ困ってる人たちにサポートの手を送り続けたい。

ケアとテクノロジーの組み合わせにより、イノベーションの振動を業界全体に響き渡らせ、ケアする人たちの豊かさに対する飽くなき追求を続けたい。

リアルとデジタルの両面でプラットホームを確立し、必然的かつ偶発的出会いの可能性を信じ続けたい。

社会の最深部に鳴動する喜びや痛みと同期し、私たちの存在理由を探し求め続けたい。

新たなる命が誕生する場所、から始まった私たちは
自らをアップデートし続け
新たなる出会いと関係性が産声をあげる場所であり続けたい。

ユースタイルラボラトリー株式会社
代表取締役 大畑健